猫の病気 腎臓疾患(腎臓病、腎不全について)

は元々腎臓が弱い動物で、高齢になればなるほど腎臓病になる確率が高くなります。


子猫の時から普段のエサに気を付けて腎臓病予防に努める事はとても大切です。
また、猫と腎臓病について理解しておくことが大切だと思います。

腎臓ってどういう働きをするの?



まずは腎臓の機能を理解しましょう。


簡単に説明すると、血液を綺麗に保つ役割があります。


タンパク質を利用するとアンモニアという老廃物が出ます。
老廃物が血液中に蓄積されると命に関わる大きな問題になります。
この老廃物を尿として体内から排出し、血液を清潔な状態に保つワケです。
これが腎臓に役割です。


また、腎臓は体内の老廃物を排出する他に、体内のミネラルや水分量を調整するという役割もあります。


簡単ですが、この程度の説明でも腎臓が体の中で凄く大切な臓器だという事がお分かり頂けたと思います。


その大切な腎臓が機能しない病気が慢性腎不全という病気です。

慢性腎不全ってこんな病気です

先に説明したように体内の老廃物を排出する事が出来ない状態になります。
尿の排出はネフロンという組織がその役割を果たしていますが、そのネフロンという組織が少しずつ破壊されていき、腎


腎臓のろ過機能が低下する、という恐ろしい病気が慢性腎不全なのです。


このネフロンという大切な組織ですが、人間は約100万個ありますが、猫は約20万個、人間と比べればかなり少ないです。
また、腎臓の組織は壊れてしまうと、どんな治療をしても元には戻りません。

腎臓病を放置するとどうなるの?

腎臓病を放置し、病気が進行すると慢性腎不全に至ります。


慢性腎不全に関しては先に書いた通り、恐ろしい病気という事がお分かり頂けたと思います。
ネフロンという組織の喪失が腎臓のろ過機能の低下に繋がるわけですが、このネフロンの喪失というのは全体の30%くらいの喪失では無症状なので、気付いた時はかなり腎臓病が進行した状態だったという事がよくあります。




腎臓病かも!?そのサインを見逃さないで!!

猫はそもそもあまり水を飲まない動物です。


最近水を沢山飲むようになって、おしっこの量も多くなった、、、この場合、腎臓病を疑って下さい。


腎臓の機能が衰える事で薄いおしっこが大量に排出されるようになり、水をたくさん飲むようになります。
これと同時に食事の量が減ってきた、体重が減ってきたら動物病院へ行って診察を受けた方が良いです。


他にも腎臓病が疑われるサインがありますので、チェックしてみて下さい。

猫ちゃんの腎臓病。気になる行動&症状チェック!

  • 水を飲む回数や一度に飲む量も多くなる。
  • トイレの回数や量が多くなる。
  • おしっこの色が薄い
  • おしっこの臭いがいつもの臭いと違う
  • 食欲がない
  • よく吐く
  • 体温が低い
  • 体重が減ってきた

上記の症状がある場合、動物病院へ行って診察を受ける事をオススメします。

猫の腎臓病は高齢になると発症しやすい病気

腎臓病は年齢を問わず発症しますが、高齢になるほど多いのが現実です。
F.L.U.T.D.(猫の下部尿路疾患)の次に発生頻度が高い病気です。


高齢になるとネフロンの数が喪失する為と言われています。
ネフロンは血液中の老廃物をろ過しておしっことして排出してくれる大切な組織なのです。
どれだけ健康な猫でも年齢とともにネフロンが喪失すると言われています。
どのくらいネフロンが壊れて喪失するかは、猫の個体差と食事内容が大きく関わってくると言われています。


全体の60%以上のネフロンが壊れて喪失してしまうと、腎不全の症状が出てくると言われています。
60%に達するまでほとんど症状が出ませんので、気づいた時には手遅れだったということも少なくないです。
若いうちから定期的に通院して検査をしてもらう事がとても大切です。





食事でできる腎臓病対策

腎臓は一度壊れるともとの状態には戻る事はありません。
また、年齢とともに猫の腎臓は機能が低下します。
ですので、早い段階(腎臓が健康な状態)でエサに気を付けて腎臓病の予防する事が大切です。


猫のエサは多種多様で、特定の効果を狙ったエサなど本当に迷いますよね。


猫の腎臓病予防しても沢山のエサが販売されますが、基本的には以下の3点を気を付けてエサを選ぶことが大切です。

1.リンやナトリウムを摂りすぎない

リンは骨や歯、細胞膜などを作るために体にとって必要な栄養素です。
多くのキャットフードには1%前後含まれています。

ナトリウムは要するに塩分ですね。
一般的に販売されているキャットフードには1%前後含まれます。
腎臓の悪い猫にはちょっと多い量ですので血圧を上げてしまい、結果、腎臓に負担がかかります。


リンの低減は、複数の論文で延命効果があると発表されており、食事はリン、ナトリウムの低減により、腎臓病の進行が抑えられることが期待できると言われています。

2.タンパク質を摂りすぎない

タンパク質は必要な栄養ですが、必要以上に与えるのは良くないです。
タンパク質を控えることは老廃物の量を減らし、腎臓への負担を軽減することが期待できます。

3.オメガ3脂肪酸を強化

オメガ3脂肪酸(特にEPA)は高血圧や酸化ストレスの程減作用があります。
また、腎機能障害の進行の抑制が期待できます。

まとめ

猫の腎臓病というのは猫を飼っている人にはとても気になる病気だと思います。
その腎臓病予防として飼い主が出来る事はエサだけです。
1歳を超えたらもう腎臓病予防のエサを与えても良いので、早い段階で腎臓病予防に努めた方が良いと思います。
うちは1歳を超えたあたりから腎臓病予防を意識したエサを与えています。
現在2歳で特に問題はありません。

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